SSMチック-6

第6話
私は抱きかかえられて、ヒルトンのダブルの部屋までたどり着いた。
カーテンを開けると眼下にライトアップされた二条城が一望できる最高のロケーションの部屋。
彼はいつも決まって、ツィンのシングルベットをダブルベッドに変更してもらう。
ベットはシングルを合わせたダブルではなくて、もともとのクィーンサイズに変更してもらう。
かれはベットが正方形に近ければ近いほど喜ぶ、彼のこだわるところはまったくかわっている。
ウェルカムフルーツも必ず必要で、無いと機嫌が悪くなる。
最初からスィートルームを選択する方が料金が安くなる事もあるのだが、必ず同じオーダーを出す。
どうしてなのか私にはわからない。
「うゎー 綺麗」
一糸纏わぬ姿のまま、夜景に吸い寄せられるように、壁一面ガラスの前に立っている。
僕は二条城をばっくに立っている妖艶な由夏の身体を眺めていた。
「由夏も綺麗だよ」
「嘘!そんなはずないでしょ?子供を産んでからどこもかしこもたるんでる。そんなに見つめないで下さい。」
由夏は窓の外の目は気にしなかったのに、彼に見られている事を恥じらった。
彼には崩れた自分では無く、20代のめりはりのある身体を見ていて欲しかった。
「由夏に流れた歳月と同じだけ僕にも流れてる。僕だって30代後半だった僕じゃないよ。筋力も体力も格段に落ちてる。身体のサイズは変わって無いけど、内容は全然別物だよ。あの時の僕だったらこんなシチュエーションにこだわらなくても、由夏を引き倒せば満足させる自信があったけど、今の僕は違う、お金と時間をかけないと、由夏を満足させられない。がむしゃらで一直線だったあの頃の自分に戻れるなら戻りたいよ。」彼も年をとったんだ!当たり前だけど、いまさら納得してしまう。
「こうに会ってると、気持ちはあのころの自分に戻っていた。」自分だけが年をとったと感じたのは子供を産んだせいだろうか?私の外見は、もうおばさんだけど、こうの外見はあの頃のまま!少しだけ髪の毛が白くなっているだけ。
「あの頃の貴方は自信に満ち溢れていて魅力的だったけど、今みたいなまるみは無くてガチガチしていた。ある意味怖さを感じたけど、今の貴方ならすべてを委ねられる。安心感を感じられる、きっと何をされても快感につながる。たとえ殺されても、由夏は幸せそうな笑顔でいられるわ。貴方の腕の中で、あの絶頂の瞬間ならいつだって死んでもいいと思ってる。嘘じゃないよ、本当だよ。」
由夏を抱きしめると、今日二度目の口づけをする。お互いの胸の内にある想いを全て貪り取ろうとするようなキスだった。
「はーぁはーぁ息ができないよ〜」
先に唇を離したのは由夏だった。由夏は一つ大きな息をすると、そのまま、唇と舌を使って、僕の皮膚の上をヌルヌルっと這ってゆく。
大きな窓を背にした二人のシルエットは時代絵巻のように見えなくもない。ズボンを下ろして、パンツを下ろした、その間、由夏の唇は一度もこうの肌から離れる事はない。
首から胸へ脇腹を通って下腹に、こうのペニスをかすめながら、内ももを通って、足へとつたってゆく。
こうと由夏は二条城をバックにして、素肌をさらけだした。
足先まで揉捻に愛撫をすませると、由夏は舌だけを使って舐めずりしながら、ペニスに向かって、這い上がって来る。
由夏にとって、それは愛おしい、その瞬間は我が子を忘れてしまう程の法悦感が訪れて、口いっぱいにこうのペニスを頬ばる。
えもいわれぬ幸福感と独占欲が、由夏の身体の内側にふつふつと湧きあがる。
由夏の身体から愛蜜がじわじわあふれてくる。
こうの目は由夏の視線にからんではいるが、視線の先は、やはり遠い昔を見つめている。
由夏は口に溜まった唾と一緒にこうの亀頭を喉の奥に呑みこむ。
こうの亀頭は由夏の扁桃腺の辺りにあって、息ができない代わりに、こうの亀頭は由夏の喉の一番細まった粘膜に包まれる。
イマラチオ 由夏が喉の奥をひくひくするたびに、こうの快感は亀頭から全身に広がってゆく。
こうの膝がわなわなと快感を耐えているのがわかる。
こうが由夏の髪の毛を鷲掴みにして、由夏の喉からペニスを引き抜こうとする。
由夏はこうのお尻にしがみついて、咥えたペニスを放さないように必死で咥えこんでいる。
こうのペニスはもう絶頂を迎えている。
しかし、由夏のが先に頂きに上り詰めてしまい、全身から力がぬけてしまった。
「うぅはぁ-んああゝ〜は〜ん」
こうは爆発寸前のところで由夏の扁桃腺から解放された。
愛液と胃液と唾液で糸引くペニスを由夏の喉から引き抜いた。
Published by kohsan
9 years ago
Comments
Please or to post comments