1980年(昭和55年)歌に全身全霊を注ぐ者たちが作り出す名曲の数々
80年代始まりの年、日本の原宿では独特のファッションに身を包んだ者たちが踊りまくる「竹の子族」が出現、賑やかで混沌とした時代を象徴する一大ブームとなっていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=jslBNqKd11I
芸能界では山口百恵の引退結婚、それと入れ違うように松田聖子がデビュー、漫才ブームが起き、ビートたけしを始めとしたお笑い芸人が注目されます。
https://www.youtube.com/watch?v=9FuLi_UYGbk
プロ野球では長嶋茂雄の監督辞任、王貞治の現役引退、ボクシングでは具志堅用高が13度目の防衛を果たす偉業を達成と、大きなニュースが飛び交います。
https://www.youtube.com/watch?v=U9LHh_g8CgA
米国では「イラン大使館人質事件」救出のためにC-130輸送機にロケットを取り付け、スタジアムに短距離着陸と離陸を行うという無茶な案を採用、実験機の段階で大失敗します。
https://www.youtube.com/watch?v=AddoAWlqZ1g
訳わからない事をしてる内に人質は開放、さらにイラン・イラク戦争が始まります。この体たらくでカーター大統領は見限られ、レーガン大統領が誕生、中東に火種を抱え、モスクワ五輪のボイコット、冷戦の軍事競争は加熱していきます。
また、ジョン・レノンが銃弾に倒れ亡くなり、名優スティーブ・マックイーンも亡くなり、衝撃的ニュース、悲報が世界を駆け回りました。
韓国では民主化を求めた大規模デモが置起き、国民が多数殺害される「光州事件」が発生、80年初頭の韓国は、未だ軍医政権で自由はありませんでした。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm26212422
音楽では、フォークソングが終焉し、ロックとニューミュージック、現在のJ-POPへと主流が変わり、歌謡曲はアイドル曲として残るものの、ミュージシャンが作詞作曲し表現する時代がやってきます。
この年発売された車と言えば「5代目マツダ・ファミリア」特に赤いXGはサーファー御用達の車として人気がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=fI3V8ceSpuA
1.もんた&ブラザーズ / ダンシング・オールナイト
もんたよしのりのデビュー曲で、この年1番の大ヒット曲、ハスキーで渋く、パンチの効いた歌声の名曲です。
時代を超えて歌われ聴かれる曲で、80年が始まったのを強く印象付け、トップナッターにふさわしい曲です。
デビュー当時は20歳に満たないくらい、それでいてこの完成度、只者じゃないことがビンビン伝わってきます。
ろうそくの炎の演出のセンスが見事なライブステージ
https://www.youtube.com/watch?v=DZpI_WPKjho
2.The Nolans / I'm In the Mood for Dancing / ダンシング・シスター
ポップでノリノリなスコットランド姉妹グループ「ノーランズ」の大ヒット曲、聴いたことある方が殆でしょう。
日本でも「ダンシング・シスター」人気曲となり、近年ではソフトバンクのCM曲としても使われました。
80年代の魅力がいっぱい詰まったポップソング、ぜひ聴いてみてください。
ピチッとしたタイツ風の服でダンス、セクシー姉妹たちの息の合ったコーラスが楽しめるMV
https://www.youtube.com/watch?v=XbAM2_6jKY0
日本来日での生歌、レコード音源と変わらない歌声、足が長いのでダンスがめちゃくちゃ映える
https://www.youtube.com/watch?v=9btHCsAoNEQ
3.クリスタル・キング / 大都会 / 蜃気楼
シンクロして響くWボーカルのロックバンド、いつ聴いても突き抜けるような声量とビブラートに惚れ惚れします。
人間臭い低音と合わさる高音のハーモニーが一体になった時、会場が歌声に飲み込まれるのを感じます。
「大都会」は鮮やかな時代「蜃気楼」は凛とした強さを感じさせる特別な年の特別な曲です。
バックバンドの演奏をかき消すほどの声量と高音の響き、感無量の歌声です
https://www.youtube.com/watch?v=7QcGu8SepWs
夏の終わりに一層輝く人間模様を歌う歌詞、別れの歌ですが始まりの歌のようにも感じます
https://www.youtube.com/watch?v=Q6T6-vlw3CE
4.Journey / Any Way You Want It
米国のロックバンド「ジャーニー」の大ヒット曲で人気の曲、英国ロックにコーラスを織り込んであるメロディが心地が良いです。
英国のスタイリッシュなプログレと、米国のビートの効いたロックにコーラスの魅力が詰まっています。
「スッキリ」のテーマソングで使われたことから、知っている方も多いのではと思います。
冴えわたるベースと爽やかなメロディ、朝日を浴びているような感覚にさせてくれるMV
https://www.youtube.com/watch?v=atxUuldUcfI
5.シャネルズ / ランナウェイ
鈴木雅之、田代まさし、佐藤善雄、久保木博之の4名のボーカル、黒塗りのメイクが特徴的なユニットの最初のヒット曲です。
サイドでトランペットとコーラスを行うのが桑野信義という錚々たる顔ぶれ、R&Bを基調としたメロディも異色です。
日本でブラックミュージックが認知されたのは、彼らの歌声が魅力的だったから、今でもそれは変わりません。
今は感じないゆったりとしたメロディが心地よく響いてずっと聴いていたくなる余韻が残ります
https://www.youtube.com/watch?v=36Mj0A4VFaQ
6に行く前にこの年のアイドルの水着特集NO.8
80年にデビューしたアイドルと言えば「松田聖子」80年代を代表する誰もが知っている彼女です。
同じく「河合奈保子」もこの年デビューのアイドルですが松田聖子の人気に押されってしまった感があります。
そして今では議員を務める「三原順子」もこの年デビュー、スタイルの良さが魅力的です。
今とは可愛いの基準が違いますが、松田聖子の可愛らしさは特別で歌の上手さも特別です
https://www.youtube.com/watch?v=aeZhs9GV1w0
八重歯が可愛い時代、河合奈保子の可愛さは80年代を強く感じさせます
https://www.youtube.com/watch?v=GPL47Nawf6w
大胆すぎるシャワーシーン、臆することなく見せる三原順子らしさが伝わってきます
https://www.youtube.com/watch?v=6pMGdwoJMhE
6.松田聖子 / 裸足の季節 / 青い珊瑚礁 / 風は秋色
彼女初めてテレビの前で歌ったのが「裸足の季節」その歌声が注目を浴び、瞬く間に有名になっていきます。
「青い珊瑚礁」を間髪入れず発表すると、その人気は大爆発、80年初頭の日本を代表する曲になります。
さらに秋に「風は秋色」とヒットを飛ばし、彼女の歌声と可愛らしい仕草はアイドルの代名詞となります。
「裸足の季節」歌いにくいメロディをハイレベルで歌い切る歌唱力は本物、可愛らしさだけじゃないです
https://www.youtube.com/watch?v=ine28-cxdHU
「青い珊瑚礁」彼女の魅力を一気に引き出した曲、すっと入る伸びやかな歌声に魅了されてしまいます
https://www.youtube.com/watch?v=jShcyMDxwSg
「風は秋色」高低が散りばめられたメロディに追随する彼女の歌声が耳に心地よい、ずっと聴いていたい
https://www.youtube.com/watch?v=VDPkrB0BACI
7.Blondie / Call me / The Tide Is High
女性らしいセクシーな魅力と様々に変化する歌声で魅了した彼女、前年からガラリと雰囲気を変えた2曲のヒット曲です。
「Call me」は80年代を感じさせるロック、低音のギターが引っ張る旋律と高音まで伸びる彼女の歌声が魅力です。
「The Tide Is High」は打って変わってレゲエ曲のカバー、日本にはないまったりとしたメロディとテンポの曲です。
「Call me」彼女最大のヒット曲、この時代独特の旋律と彼女の歌声を楽しんでみてください
https://www.youtube.com/watch?v=StKVS0eI85I
「The Tide Is High」1967年レゲエ曲のカバー、独特なテンポと素直なメロディが特徴的です
https://www.youtube.com/watch?v=-0skjm-uJSs
8.横浜銀蝿 / 横須賀Baby
80年代のロックンロールバンドと言えば「横浜銀蝿」デビュー曲は懐かしい響きを感じられて大好きです。
やんちゃな雰囲気、ちょっと遅れた不良っぽさの代表、熱狂的なファンも多数いたバンドです。
世の中に認知されるのはもう少し後ですが、この年の幅広いジャンルの曲を知って楽しむのにうってつけです、
これ以上ない存在感を放つ、異色中の異色だからこそ感じられる80年代がここにあります
https://www.youtube.com/watch?v=dig7npFNnZQ
9.Kool & The Gang / Celebration
R&Bとダンスミュージックとコーラスの融合、それが当時のアメリカのメロディで、その中でも最大のヒット曲です。
アメリカの普遍的で変わらない部分そのものが感じられ、いつの時代も多くの方から称賛と支持が集まります。
「Celebration」日本語で「お祝い」という意味の曲、浮かれてウキウキしているリズムを感じてみてください。
思わず踊り出したくなる気持ち良いリズムとコーラス、当時のアメリカの雰囲気が感じられるMV
https://www.youtube.com/watch?v=3GwjfUFyY6M
10.沢田研二 / TOKIO
工業用電球を大量に取り付けたとてつもなくダサい衣装、背中にはパラシュートという衝撃の姿で歌っていた曲です。
この姿で男の色気を出してくるからギャップを感じるのでしょうが、とても彼以外には着こなせないでしょう。
コスプレという文化がない時代の奇抜は今の普通、そんな感覚も持った時に、時代の流れを感じるのかもしれません。
LEDが単色だった時代、高電圧で体中の電球を光らせるというのは、思った以上に危ないパフォーマンスです
https://www.youtube.com/watch?v=be7vJx2SP-I
11に行く前にこの年のこの曲番外編NO.6
YMOがこの年「ライディーン」を発表、ドレミーで始まるのにどの曲より洗練された旋律を奏でるテクノの名曲です。
それと時を同じくするように「P-MODEL」「ヒカシュー」「PLASTICS」がテクノ・ポップというスタイルを確立させます。
当時は3グループを「テクノ御三家」という衝撃的な呼び名を付けられましたが、そっちに時代はついてきませんでした。
今聴いても洗練された旋律の「ライディーン」細かいビートと伸びやかなシンセの音色変化に耳が踊りだします
https://www.youtube.com/watch?v=Yxep-gS-Btg
「P-MODEL」勝手に名付けるならテクノパンク、強烈な電子音が頭を貫いていきます
https://www.youtube.com/watch?v=CDvZc7OjJuw
「ヒカシュー」ボーカルが劇団ひとり超えのインパクト、曲のインパクトも相まって忘れられません
https://www.youtube.com/watch?v=tcWu8LWHr_0
「PLASTICS」二日酔いで頭がぐでんぐでんしてる時の感覚になります
https://www.youtube.com/watch?v=gBBkQclbak0
11.矢沢永吉 / THIS IS SONG FOR COCA-COLA
ジャズのような大人の雰囲気と南国を感じさせるメロディ、コカコーラのCM曲としてつくられました。
柔らかな風が吹き抜ける中、のんびりとゆったりと流れてく時間を感じ、穏やかな気持になります。
題名と歌詞に商品名ズバリ入っているので、当時からテレビじゃ未だ歌えない隠された名曲です。
ライブステージや歌ってるところが出てこないので、当時のCMから
https://www.youtube.com/watch?v=ticjirfWlHI
12.John lennon / [Just Like] Starting Over
今までの鬱屈した様々な思いを吹っ切ったような、晴れ晴れとした楽曲で、彼の最高傑作だと思っています。
優しさに溢れた歌声、これが本来彼の持っている魅力で、誰もが愛さずにいられなくなるものです。
この曲の発表から数週間後、彼の命が奪われる悲劇が起きてしまい、伝説となってしまいました。
唯一残されてるレコード音源
https://www.youtube.com/watch?v=dfbAAiL5ec8
13.アリス / 秋止符 / 狂った果実
70年代から80年代を繋ぐ、両方の魅力を放つのがアリス、渋さと格好良さと男臭さの塊のような曲です。
派手さはないけど、彼らの曲にはピンと張り詰めた緊張感があって、否応なしに視線を集めます。
あえて見せる事を限定する影のある感じ、このスタイルは彼らが持つ最大の魅力で、それが繊細に映るのです。
「終止符」哀愁を湛えたメロディが、70年代に引き戻されるような感覚になります
https://www.youtube.com/watch?v=gByYrAONlCY
「狂った果実」いい曲を聴いたという満足感、余韻が残るライブステージ、直立の谷村新司格好いいです
https://www.youtube.com/watch?v=7h1Q4t83PJ0
14.Paul McCartney / Coming Up
年明け直後に来日したポール・マッカートニーが大麻所持で捕まるという事件が起きたのがこの年です。
その後、4月に発表されたのがこの曲で、当時の彼の自由すぎる感覚が反映された曲と言えるでしょう。
同じリズムの中で、自由にアレンジしていく曲の作り方はアドリブ演奏を見ているかのようです。
終始不思議なテンションを感じるMV、イギリスのコメディ感も感じます
https://www.youtube.com/watch?v=g5nzLQ63c9E
15.HOUND DOG / 嵐の金曜日
現在は俳優もこなし、いすゞのトラックCMの「大友康平」の伝説的バンドがデビューしたのがこの年のことです。
注目が集まるのはもう少し先ですが、デビュー曲であるこの曲がたまらなく魅力的なので聴いてほしいです。
一切妥協すること無く、歌声に生き様全てをぶつけのし上がる、ミュージシャンとしての覚悟と迫力があります。
魂が宿るライブステージ、小細工なしで全部ぶつける歌い方に心が揺さぶられ言いようのない感動がこみ上げます
https://www.youtube.com/watch?v=V5YXs9cRhqo
16に行く前にこの年の特撮&アニメ特集NO.9
特撮では「ウルトラマン80」「仮面ライダースーパー1」とシリーズものが制作されますが、流石にマンネリ化が進み低迷をつづけます。一方でロボット戦隊モノ「電子戦隊デンジマン」は人気を博しました。
一方でアニメは怒涛の制作が始まり、劇場版にスペシャルTVアニメとメディア展開に幅が出てきます。その中で紹介するのは「ドラえもんのび太と恐竜」「マリンスノーの伝説」の2作です。
OPがやたらめったら格好いい「「電子戦隊デンジマン」当時3歳なのに記憶に残ってます
https://www.youtube.com/watch?v=EmqdY5ozR_Q
「ドラえもんのび太と恐竜」劇場版1作目、良く出来ている名作です
https://www.dailymotion.com/video/x8gfjra
「マリンスノーの伝説」設定は強引ながら子供向けとは言い切れない物悲しさ、TVで放映された松本零士オリジンルアニメ。
https://www.youtube.com/@yama4tomi4/videos
16.佐野元春 / アンジェリーナ
80年代を代表するロックバンド、彼のデビュー曲で、高揚するライブ感はいつになっても当時を感じさせます。
彼の人気はもう少し先のことになりますが、80年代の良さを強く感じさせるリズムを感じてみてください。
日本ロックの原点は、この時代に華々しく始まっていたことが判るでしょう。
80年代から続く変わらない音色とメロディ、会場の熱量が伝わってくるのがたまりません
https://www.youtube.com/watch?v=7mIVDPMACAQ
17.Sheena Easton / 9 to 5 (Morning Train)
軽やかでポップでスキップをしてるようなメロディ、一転の曇りも感じさせないポップソングの名曲です。
シーナ・イーストンの歌声に手拍子、どれもこれもキラキラ鮮やかな色合いを運んでくるようです。
そんなキャッチーなメロディは、時代を重ねるごとに鮮やかさを増してる気がします。
サビと一緒に始まる手拍子が始まると、幸せが溢れて自然と活力が湧き出すMV
https://www.youtube.com/watch?v=S_3vZYOYNYU
18.山口百恵 / ロックンロール ウィドウ / さよならの向う側
始まりがあれば終わりがある、日本中から惜しまれつつこの年芸能界を引退した彼女が残した2曲です。
「ロックンロール ウィドウ」は想像以上にロックしていて、アイドル曲として異質なのが良いです。
「さよならの向う側」はみんなに向けたお別れの歌、彼女の集大成そのものを感じさせてくれる名曲です。
「ロックンロール ウィドウ」を歌っている当時彼女はまだ21歳、とてつもない魅力を放ってます
https://www.youtube.com/watch?v=er5ESkVtZ-Y
「さよならの向う側」華やかそのものを身にまとった彼女のラスト曲、今でも凄みのようなゾクゾクとするものを感じます
https://www.youtube.com/watch?v=xpkXuFfvl6E
19.Olivia Newton-John / Xanadu / Magic
彼女の豊かで温かい歌声はいつ聴いても目の前にいるかのように心に響いて、ゆっくりと温めてくれます。
絶大な人気を誇った「Xanadu」はとにかく聴いて欲しい、語るのさえもったいない彼女そのもののような曲です。
「Magic」でも感じる目の前にいるかのような歌声、天使のような歌声というのは彼女のような声のことを言うのでしょう。
「Xanadu」みんな聴いたことがあるはず、ポップでどこまでもどこまでも伸びやかな歌声、永遠に
https://www.youtube.com/watch?v=ci7B2hFsQhs
「Magic」しっとりとした曲なのに晴れやかに遠く遠く響き渡る彼女の歌声、唯一無二のものです
https://www.youtube.com/watch?v=LjrZsKHUCU4
20.山下達郎 / RIDE ON TIME
80年代初頭の曲を語る上で欠かせない存在、後にシティポップと呼ばれる数々、心地よいメロディは至極です。
特にこの曲はシティポップの始まりの曲とも言われ、彼がブレイクするきっかけとなります。
お洒落で爽やかなステップを踏むメロディは、日暮れの街に流れる時間とネオンの明かりや空気までを感じさせてくれます。
海外の方から今も沢山コメントが届く、彼のレコード音源
https://www.youtube.com/watch?v=g7REbdgOZf0
21に行く前にこの年の伝説の紹介NO.2
この年の伝説と言えば「お笑いスター誕生!!」の始まりでしょう。
この番組でグランプリを取り、スターにのし上がったのが「とんねるず」「ウッチャンナンチャン」なのです。
まさに全力やったもん勝ち、舞台を縦横無尽に暴れ回る新時代のお笑いの姿がありました。
1982年、タフな上に予想付かない流れ、目を楽しませる「とんねるず」には誰も太刀打ちできません
https://www.youtube.com/watch?v=9Rb0nHcZiDM
1986年、完成されたすれ違い芸「ウッチャンナンチャン」のコント
https://www.youtube.com/watch?v=8Z8mLkY16wM
他に「ダウンタウン」出てましたが、動画は残ってないです
21.竹内まりや / 不思議なピーチパイ
彼女の初期ヒット曲、暖かく可愛らしいポップな魅力がたっぷり詰まったメロディです。
当たり前の日常が輝いて見える女の子が、街の中でキラキラ生き生きしてる姿が浮かんできます。
思わず口付さんでしまう伸びやかなリズムと歌声、鮮やかな色合まで感じられる曲です。
良い曲なのに、きちんとした動画がないのがすごく残念です
https://www.youtube.com/watch?v=f0nrOqgplqM
22.The Police / De Do Do Do, De Da Da Da
「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」アホみたいな曲名と、心地良いメロディのギャップが激しいポリスの名曲です。
やっつけ感のある題名なのに、日本公演に合わせ日本語バージョンを作り、たどたどしく日本語で歌っています。
思わず爆笑するダサすぎる日本語歌詞と同時に、日本を大切にしてくれてたのが伝わってほっこりします。
英語版、やっつけ感の漂うMVがものすごく好き、一気にファンになる魅力を持ってます
https://www.youtube.com/watch?v=7v2GDbEmjGE
日本語版、大爆笑の後ほっこりして、終わりに近づくと終わってほしくなくてちょっとしんみり
https://www.nicovideo.jp/watch/sm6228532
23.オフコース / Yes-No
聴き始めるとキラキラと美しく輝いて、今を幸せな気持ちににしてくれる、愛さずにはいられない超名曲です。
当時は車や街で流れていた定番のラブソング、今は記憶の中にある思い出なのがちょっと切ないです。
当時を知らなくてもどんな世代が聞いても、心を捉えてしまうと確信してる曲のひとつ、ぜひ聴いてみてください。
吉岡里帆と星野源のどんぎつねCMをベースに編集されて可愛すぎ
https://www.youtube.com/watch?v=y8VytpagXoE
こっちは正統派の編集、年齢時代関係なく1番キラキラしてる時代に戻れるんじゃないでしょうか
https://www.youtube.com/watch?v=sjjhlc6aa7A
24.Captain & Tennille / Do That To Me One More Time
日本ではあまり知られていない「キャプテン&テニール」会場を虜にする歌声とメロディが素敵な名曲です。
しっとりと美しい歌声、フルートの伴奏がロマンティックに盛り上げ、聴き惚れてしまいます。
息を呑む美しい旋律と伸びやかでドラマチックな歌声をぜひ聴いてみてください。
歌詞が分からなくても伝わってくる穏やかなフィーリング、心を捉える歌声です
https://www.youtube.com/watch?v=gfqKe6nqndA
25.谷村新司 / 昴
日本を形作り豊かにした、はるか昔からの日本人の心に染み付いた気高さを体現している歌詞に心が震えます。
決して後ろを向かない、前を見据えて進んだものたちを称える鎮魂歌、じっくり聴いたら思わず涙が出ました。
果てなき道を進む強い勇気、その礎があってこれからも進む人達がいる、こんな力強いことはないです。
微動だにせず直立不動で歌う彼のうちにある強く熱い気持ちが、今やっとわかりました
https://www.youtube.com/watch?v=VMhAgFIgfpg
26.Billy Joel / Honesty / It's Still Rock and Roll to Me
イギリスのピアノ・ロック名手、ビリージョエルの超名曲が「Honesty」日本語で誠実という意味です。
深く胸に突き刺さる歌詞、優しく強い歌声、いつの時代も変わらない感動を届けてくれます。
一方で「It's Still Rock and Roll to Me」は楽しくなるポップ・ロック、この差こそが彼の凄さです。
優しく強く訴えるように歌う彼、いつの時代も変わらないまま、心の奥まで染み込んでいきます
https://www.youtube.com/watch?v=SuFScoO4tb0
和訳「誠実とは悲しい言葉だ」は教育に悪い、当時の批判で意味を闇に葬ったなんて誠実のかけらもありゃしません
https://www.youtube.com/watch?v=RVCCSHb2qPo
ピアノを離れステップを踏む、別人かと思うほどファンキー、やっぱり彼は最高です
https://www.youtube.com/watch?v=5eAQa4MOGkE
27.八神純子 /パープルタウン ~You Oughta Know By Now~
80年代初頭のポップソングそのものを感じさせてくれる曲で、サビ前に2回転調する難しい事をやってのけてます。
遠くまで響く歌声、魅力的なメロディ、落ち着いた中に輝く音色、癖になって何度も聴きたくなってしまいます。
そして繋がらなさそうなメロディが上手く繋がって整っていくので、何とも言えない快感を感じるのです。
この難しいメロディを圧倒的な歌唱力で生で歌う、彼女の才能とセンスはすごいです
https://www.youtube.com/watch?v=2jDsJN5dUN0
28.ジューシィ・フルーツ / ジェニーはご機嫌ななめ
この年最もインパクトがあった曲で、彼女たちにしか作り出せないテクノ・ポップは80年代もう一つの顔です。
依存のメロディや歌い方を全部覆した独特な感性、それでいて破綻せず耳に残り続けてしまいます。
当時どう感じていたかは判りませんが、80年代にある洗練されていない奇抜さを今に色濃く伝えてくれます。
この曲を聴くたび感じる今との感性の大きな隔たり、ジェネレーションギャップを強く感じます
https://www.youtube.com/watch?v=Kz03hgRSp1A
29.Christopher Cross / Sailling
シンセの音色と歌声にエコーをかけることで、透き通った空気感と空間の広がりを感じるヒーリングソングです。
日本では有名ではなくあまり知られていませんが、海外、とりわけ米国での人気が高いです。
澄んだ静けさを感じさせるメロディを、シンセの美しい旋律が奏でる幻想的な雰囲気を感じてみてください。
海の中にいるようなエコーと反響、細く繊細に組み立てられた曲です
https://www.youtube.com/watch?v=VzgQoGvSKA4
30.長渕剛 / 乾杯
この年ラストを飾るのは「乾杯」定番の合唱曲で卒業式で歌われる名曲、元は彼が披露宴で友人に贈った曲です。
最初はひとりで歌っていたのが、いつしか学校で歌われるようになり、沢山の思い出になっていったのです。
最後の絶唱「君に幸せあれ」がとてもとても力強く心に響く、人生とはそんな言葉を紡ぐためにあるのかもしれません。
全身全霊をかけて人生を祝い幸せを願う、私が門出を祝うなら間違いなくこの曲です
https://www.youtube.com/watch?v=dD5HehQi-wc
彼と一緒の合唱版、1980年に歌った曲が大きく大きく、非常に感慨深いです
https://www.youtube.com/watch?v=kTadJDa-I4I
80年の始まりの年、心に残る曲はあったでしょうか?
今との違いも共通点も感じられる、私では説明できない見えない部分を感じることもあるでしょう。
沢山の曲、様々なコンテンツが溢れ、いつでも共有できる今という時代をどう見るか?
新しい人の感性で80年代を紐解いていただけたら嬉しく思います。
さて、時代を色濃く映し出す歴史の旅は、まだ始まったところ、次は1981年、一体どんな事が起きたのかを引き続きお伝えするので、今しばらくお待ち下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=jslBNqKd11I
芸能界では山口百恵の引退結婚、それと入れ違うように松田聖子がデビュー、漫才ブームが起き、ビートたけしを始めとしたお笑い芸人が注目されます。
https://www.youtube.com/watch?v=9FuLi_UYGbk
プロ野球では長嶋茂雄の監督辞任、王貞治の現役引退、ボクシングでは具志堅用高が13度目の防衛を果たす偉業を達成と、大きなニュースが飛び交います。
https://www.youtube.com/watch?v=U9LHh_g8CgA
米国では「イラン大使館人質事件」救出のためにC-130輸送機にロケットを取り付け、スタジアムに短距離着陸と離陸を行うという無茶な案を採用、実験機の段階で大失敗します。
https://www.youtube.com/watch?v=AddoAWlqZ1g
訳わからない事をしてる内に人質は開放、さらにイラン・イラク戦争が始まります。この体たらくでカーター大統領は見限られ、レーガン大統領が誕生、中東に火種を抱え、モスクワ五輪のボイコット、冷戦の軍事競争は加熱していきます。
また、ジョン・レノンが銃弾に倒れ亡くなり、名優スティーブ・マックイーンも亡くなり、衝撃的ニュース、悲報が世界を駆け回りました。
韓国では民主化を求めた大規模デモが置起き、国民が多数殺害される「光州事件」が発生、80年初頭の韓国は、未だ軍医政権で自由はありませんでした。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm26212422
音楽では、フォークソングが終焉し、ロックとニューミュージック、現在のJ-POPへと主流が変わり、歌謡曲はアイドル曲として残るものの、ミュージシャンが作詞作曲し表現する時代がやってきます。
この年発売された車と言えば「5代目マツダ・ファミリア」特に赤いXGはサーファー御用達の車として人気がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=fI3V8ceSpuA
1.もんた&ブラザーズ / ダンシング・オールナイト
もんたよしのりのデビュー曲で、この年1番の大ヒット曲、ハスキーで渋く、パンチの効いた歌声の名曲です。
時代を超えて歌われ聴かれる曲で、80年が始まったのを強く印象付け、トップナッターにふさわしい曲です。
デビュー当時は20歳に満たないくらい、それでいてこの完成度、只者じゃないことがビンビン伝わってきます。
ろうそくの炎の演出のセンスが見事なライブステージ
https://www.youtube.com/watch?v=DZpI_WPKjho
2.The Nolans / I'm In the Mood for Dancing / ダンシング・シスター
ポップでノリノリなスコットランド姉妹グループ「ノーランズ」の大ヒット曲、聴いたことある方が殆でしょう。
日本でも「ダンシング・シスター」人気曲となり、近年ではソフトバンクのCM曲としても使われました。
80年代の魅力がいっぱい詰まったポップソング、ぜひ聴いてみてください。
ピチッとしたタイツ風の服でダンス、セクシー姉妹たちの息の合ったコーラスが楽しめるMV
https://www.youtube.com/watch?v=XbAM2_6jKY0
日本来日での生歌、レコード音源と変わらない歌声、足が長いのでダンスがめちゃくちゃ映える
https://www.youtube.com/watch?v=9btHCsAoNEQ
3.クリスタル・キング / 大都会 / 蜃気楼
シンクロして響くWボーカルのロックバンド、いつ聴いても突き抜けるような声量とビブラートに惚れ惚れします。
人間臭い低音と合わさる高音のハーモニーが一体になった時、会場が歌声に飲み込まれるのを感じます。
「大都会」は鮮やかな時代「蜃気楼」は凛とした強さを感じさせる特別な年の特別な曲です。
バックバンドの演奏をかき消すほどの声量と高音の響き、感無量の歌声です
https://www.youtube.com/watch?v=7QcGu8SepWs
夏の終わりに一層輝く人間模様を歌う歌詞、別れの歌ですが始まりの歌のようにも感じます
https://www.youtube.com/watch?v=Q6T6-vlw3CE
4.Journey / Any Way You Want It
米国のロックバンド「ジャーニー」の大ヒット曲で人気の曲、英国ロックにコーラスを織り込んであるメロディが心地が良いです。
英国のスタイリッシュなプログレと、米国のビートの効いたロックにコーラスの魅力が詰まっています。
「スッキリ」のテーマソングで使われたことから、知っている方も多いのではと思います。
冴えわたるベースと爽やかなメロディ、朝日を浴びているような感覚にさせてくれるMV
https://www.youtube.com/watch?v=atxUuldUcfI
5.シャネルズ / ランナウェイ
鈴木雅之、田代まさし、佐藤善雄、久保木博之の4名のボーカル、黒塗りのメイクが特徴的なユニットの最初のヒット曲です。
サイドでトランペットとコーラスを行うのが桑野信義という錚々たる顔ぶれ、R&Bを基調としたメロディも異色です。
日本でブラックミュージックが認知されたのは、彼らの歌声が魅力的だったから、今でもそれは変わりません。
今は感じないゆったりとしたメロディが心地よく響いてずっと聴いていたくなる余韻が残ります
https://www.youtube.com/watch?v=36Mj0A4VFaQ
6に行く前にこの年のアイドルの水着特集NO.8
80年にデビューしたアイドルと言えば「松田聖子」80年代を代表する誰もが知っている彼女です。
同じく「河合奈保子」もこの年デビューのアイドルですが松田聖子の人気に押されってしまった感があります。
そして今では議員を務める「三原順子」もこの年デビュー、スタイルの良さが魅力的です。
今とは可愛いの基準が違いますが、松田聖子の可愛らしさは特別で歌の上手さも特別です
https://www.youtube.com/watch?v=aeZhs9GV1w0
八重歯が可愛い時代、河合奈保子の可愛さは80年代を強く感じさせます
https://www.youtube.com/watch?v=GPL47Nawf6w
大胆すぎるシャワーシーン、臆することなく見せる三原順子らしさが伝わってきます
https://www.youtube.com/watch?v=6pMGdwoJMhE
6.松田聖子 / 裸足の季節 / 青い珊瑚礁 / 風は秋色
彼女初めてテレビの前で歌ったのが「裸足の季節」その歌声が注目を浴び、瞬く間に有名になっていきます。
「青い珊瑚礁」を間髪入れず発表すると、その人気は大爆発、80年初頭の日本を代表する曲になります。
さらに秋に「風は秋色」とヒットを飛ばし、彼女の歌声と可愛らしい仕草はアイドルの代名詞となります。
「裸足の季節」歌いにくいメロディをハイレベルで歌い切る歌唱力は本物、可愛らしさだけじゃないです
https://www.youtube.com/watch?v=ine28-cxdHU
「青い珊瑚礁」彼女の魅力を一気に引き出した曲、すっと入る伸びやかな歌声に魅了されてしまいます
https://www.youtube.com/watch?v=jShcyMDxwSg
「風は秋色」高低が散りばめられたメロディに追随する彼女の歌声が耳に心地よい、ずっと聴いていたい
https://www.youtube.com/watch?v=VDPkrB0BACI
7.Blondie / Call me / The Tide Is High
女性らしいセクシーな魅力と様々に変化する歌声で魅了した彼女、前年からガラリと雰囲気を変えた2曲のヒット曲です。
「Call me」は80年代を感じさせるロック、低音のギターが引っ張る旋律と高音まで伸びる彼女の歌声が魅力です。
「The Tide Is High」は打って変わってレゲエ曲のカバー、日本にはないまったりとしたメロディとテンポの曲です。
「Call me」彼女最大のヒット曲、この時代独特の旋律と彼女の歌声を楽しんでみてください
https://www.youtube.com/watch?v=StKVS0eI85I
「The Tide Is High」1967年レゲエ曲のカバー、独特なテンポと素直なメロディが特徴的です
https://www.youtube.com/watch?v=-0skjm-uJSs
8.横浜銀蝿 / 横須賀Baby
80年代のロックンロールバンドと言えば「横浜銀蝿」デビュー曲は懐かしい響きを感じられて大好きです。
やんちゃな雰囲気、ちょっと遅れた不良っぽさの代表、熱狂的なファンも多数いたバンドです。
世の中に認知されるのはもう少し後ですが、この年の幅広いジャンルの曲を知って楽しむのにうってつけです、
これ以上ない存在感を放つ、異色中の異色だからこそ感じられる80年代がここにあります
https://www.youtube.com/watch?v=dig7npFNnZQ
9.Kool & The Gang / Celebration
R&Bとダンスミュージックとコーラスの融合、それが当時のアメリカのメロディで、その中でも最大のヒット曲です。
アメリカの普遍的で変わらない部分そのものが感じられ、いつの時代も多くの方から称賛と支持が集まります。
「Celebration」日本語で「お祝い」という意味の曲、浮かれてウキウキしているリズムを感じてみてください。
思わず踊り出したくなる気持ち良いリズムとコーラス、当時のアメリカの雰囲気が感じられるMV
https://www.youtube.com/watch?v=3GwjfUFyY6M
10.沢田研二 / TOKIO
工業用電球を大量に取り付けたとてつもなくダサい衣装、背中にはパラシュートという衝撃の姿で歌っていた曲です。
この姿で男の色気を出してくるからギャップを感じるのでしょうが、とても彼以外には着こなせないでしょう。
コスプレという文化がない時代の奇抜は今の普通、そんな感覚も持った時に、時代の流れを感じるのかもしれません。
LEDが単色だった時代、高電圧で体中の電球を光らせるというのは、思った以上に危ないパフォーマンスです
https://www.youtube.com/watch?v=be7vJx2SP-I
11に行く前にこの年のこの曲番外編NO.6
YMOがこの年「ライディーン」を発表、ドレミーで始まるのにどの曲より洗練された旋律を奏でるテクノの名曲です。
それと時を同じくするように「P-MODEL」「ヒカシュー」「PLASTICS」がテクノ・ポップというスタイルを確立させます。
当時は3グループを「テクノ御三家」という衝撃的な呼び名を付けられましたが、そっちに時代はついてきませんでした。
今聴いても洗練された旋律の「ライディーン」細かいビートと伸びやかなシンセの音色変化に耳が踊りだします
https://www.youtube.com/watch?v=Yxep-gS-Btg
「P-MODEL」勝手に名付けるならテクノパンク、強烈な電子音が頭を貫いていきます
https://www.youtube.com/watch?v=CDvZc7OjJuw
「ヒカシュー」ボーカルが劇団ひとり超えのインパクト、曲のインパクトも相まって忘れられません
https://www.youtube.com/watch?v=tcWu8LWHr_0
「PLASTICS」二日酔いで頭がぐでんぐでんしてる時の感覚になります
https://www.youtube.com/watch?v=gBBkQclbak0
11.矢沢永吉 / THIS IS SONG FOR COCA-COLA
ジャズのような大人の雰囲気と南国を感じさせるメロディ、コカコーラのCM曲としてつくられました。
柔らかな風が吹き抜ける中、のんびりとゆったりと流れてく時間を感じ、穏やかな気持になります。
題名と歌詞に商品名ズバリ入っているので、当時からテレビじゃ未だ歌えない隠された名曲です。
ライブステージや歌ってるところが出てこないので、当時のCMから
https://www.youtube.com/watch?v=ticjirfWlHI
12.John lennon / [Just Like] Starting Over
今までの鬱屈した様々な思いを吹っ切ったような、晴れ晴れとした楽曲で、彼の最高傑作だと思っています。
優しさに溢れた歌声、これが本来彼の持っている魅力で、誰もが愛さずにいられなくなるものです。
この曲の発表から数週間後、彼の命が奪われる悲劇が起きてしまい、伝説となってしまいました。
唯一残されてるレコード音源
https://www.youtube.com/watch?v=dfbAAiL5ec8
13.アリス / 秋止符 / 狂った果実
70年代から80年代を繋ぐ、両方の魅力を放つのがアリス、渋さと格好良さと男臭さの塊のような曲です。
派手さはないけど、彼らの曲にはピンと張り詰めた緊張感があって、否応なしに視線を集めます。
あえて見せる事を限定する影のある感じ、このスタイルは彼らが持つ最大の魅力で、それが繊細に映るのです。
「終止符」哀愁を湛えたメロディが、70年代に引き戻されるような感覚になります
https://www.youtube.com/watch?v=gByYrAONlCY
「狂った果実」いい曲を聴いたという満足感、余韻が残るライブステージ、直立の谷村新司格好いいです
https://www.youtube.com/watch?v=7h1Q4t83PJ0
14.Paul McCartney / Coming Up
年明け直後に来日したポール・マッカートニーが大麻所持で捕まるという事件が起きたのがこの年です。
その後、4月に発表されたのがこの曲で、当時の彼の自由すぎる感覚が反映された曲と言えるでしょう。
同じリズムの中で、自由にアレンジしていく曲の作り方はアドリブ演奏を見ているかのようです。
終始不思議なテンションを感じるMV、イギリスのコメディ感も感じます
https://www.youtube.com/watch?v=g5nzLQ63c9E
15.HOUND DOG / 嵐の金曜日
現在は俳優もこなし、いすゞのトラックCMの「大友康平」の伝説的バンドがデビューしたのがこの年のことです。
注目が集まるのはもう少し先ですが、デビュー曲であるこの曲がたまらなく魅力的なので聴いてほしいです。
一切妥協すること無く、歌声に生き様全てをぶつけのし上がる、ミュージシャンとしての覚悟と迫力があります。
魂が宿るライブステージ、小細工なしで全部ぶつける歌い方に心が揺さぶられ言いようのない感動がこみ上げます
https://www.youtube.com/watch?v=V5YXs9cRhqo
16に行く前にこの年の特撮&アニメ特集NO.9
特撮では「ウルトラマン80」「仮面ライダースーパー1」とシリーズものが制作されますが、流石にマンネリ化が進み低迷をつづけます。一方でロボット戦隊モノ「電子戦隊デンジマン」は人気を博しました。
一方でアニメは怒涛の制作が始まり、劇場版にスペシャルTVアニメとメディア展開に幅が出てきます。その中で紹介するのは「ドラえもんのび太と恐竜」「マリンスノーの伝説」の2作です。
OPがやたらめったら格好いい「「電子戦隊デンジマン」当時3歳なのに記憶に残ってます
https://www.youtube.com/watch?v=EmqdY5ozR_Q
「ドラえもんのび太と恐竜」劇場版1作目、良く出来ている名作です
https://www.dailymotion.com/video/x8gfjra
「マリンスノーの伝説」設定は強引ながら子供向けとは言い切れない物悲しさ、TVで放映された松本零士オリジンルアニメ。
https://www.youtube.com/@yama4tomi4/videos
16.佐野元春 / アンジェリーナ
80年代を代表するロックバンド、彼のデビュー曲で、高揚するライブ感はいつになっても当時を感じさせます。
彼の人気はもう少し先のことになりますが、80年代の良さを強く感じさせるリズムを感じてみてください。
日本ロックの原点は、この時代に華々しく始まっていたことが判るでしょう。
80年代から続く変わらない音色とメロディ、会場の熱量が伝わってくるのがたまりません
https://www.youtube.com/watch?v=7mIVDPMACAQ
17.Sheena Easton / 9 to 5 (Morning Train)
軽やかでポップでスキップをしてるようなメロディ、一転の曇りも感じさせないポップソングの名曲です。
シーナ・イーストンの歌声に手拍子、どれもこれもキラキラ鮮やかな色合いを運んでくるようです。
そんなキャッチーなメロディは、時代を重ねるごとに鮮やかさを増してる気がします。
サビと一緒に始まる手拍子が始まると、幸せが溢れて自然と活力が湧き出すMV
https://www.youtube.com/watch?v=S_3vZYOYNYU
18.山口百恵 / ロックンロール ウィドウ / さよならの向う側
始まりがあれば終わりがある、日本中から惜しまれつつこの年芸能界を引退した彼女が残した2曲です。
「ロックンロール ウィドウ」は想像以上にロックしていて、アイドル曲として異質なのが良いです。
「さよならの向う側」はみんなに向けたお別れの歌、彼女の集大成そのものを感じさせてくれる名曲です。
「ロックンロール ウィドウ」を歌っている当時彼女はまだ21歳、とてつもない魅力を放ってます
https://www.youtube.com/watch?v=er5ESkVtZ-Y
「さよならの向う側」華やかそのものを身にまとった彼女のラスト曲、今でも凄みのようなゾクゾクとするものを感じます
https://www.youtube.com/watch?v=xpkXuFfvl6E
19.Olivia Newton-John / Xanadu / Magic
彼女の豊かで温かい歌声はいつ聴いても目の前にいるかのように心に響いて、ゆっくりと温めてくれます。
絶大な人気を誇った「Xanadu」はとにかく聴いて欲しい、語るのさえもったいない彼女そのもののような曲です。
「Magic」でも感じる目の前にいるかのような歌声、天使のような歌声というのは彼女のような声のことを言うのでしょう。
「Xanadu」みんな聴いたことがあるはず、ポップでどこまでもどこまでも伸びやかな歌声、永遠に
https://www.youtube.com/watch?v=ci7B2hFsQhs
「Magic」しっとりとした曲なのに晴れやかに遠く遠く響き渡る彼女の歌声、唯一無二のものです
https://www.youtube.com/watch?v=LjrZsKHUCU4
20.山下達郎 / RIDE ON TIME
80年代初頭の曲を語る上で欠かせない存在、後にシティポップと呼ばれる数々、心地よいメロディは至極です。
特にこの曲はシティポップの始まりの曲とも言われ、彼がブレイクするきっかけとなります。
お洒落で爽やかなステップを踏むメロディは、日暮れの街に流れる時間とネオンの明かりや空気までを感じさせてくれます。
海外の方から今も沢山コメントが届く、彼のレコード音源
https://www.youtube.com/watch?v=g7REbdgOZf0
21に行く前にこの年の伝説の紹介NO.2
この年の伝説と言えば「お笑いスター誕生!!」の始まりでしょう。
この番組でグランプリを取り、スターにのし上がったのが「とんねるず」「ウッチャンナンチャン」なのです。
まさに全力やったもん勝ち、舞台を縦横無尽に暴れ回る新時代のお笑いの姿がありました。
1982年、タフな上に予想付かない流れ、目を楽しませる「とんねるず」には誰も太刀打ちできません
https://www.youtube.com/watch?v=9Rb0nHcZiDM
1986年、完成されたすれ違い芸「ウッチャンナンチャン」のコント
https://www.youtube.com/watch?v=8Z8mLkY16wM
他に「ダウンタウン」出てましたが、動画は残ってないです
21.竹内まりや / 不思議なピーチパイ
彼女の初期ヒット曲、暖かく可愛らしいポップな魅力がたっぷり詰まったメロディです。
当たり前の日常が輝いて見える女の子が、街の中でキラキラ生き生きしてる姿が浮かんできます。
思わず口付さんでしまう伸びやかなリズムと歌声、鮮やかな色合まで感じられる曲です。
良い曲なのに、きちんとした動画がないのがすごく残念です
https://www.youtube.com/watch?v=f0nrOqgplqM
22.The Police / De Do Do Do, De Da Da Da
「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」アホみたいな曲名と、心地良いメロディのギャップが激しいポリスの名曲です。
やっつけ感のある題名なのに、日本公演に合わせ日本語バージョンを作り、たどたどしく日本語で歌っています。
思わず爆笑するダサすぎる日本語歌詞と同時に、日本を大切にしてくれてたのが伝わってほっこりします。
英語版、やっつけ感の漂うMVがものすごく好き、一気にファンになる魅力を持ってます
https://www.youtube.com/watch?v=7v2GDbEmjGE
日本語版、大爆笑の後ほっこりして、終わりに近づくと終わってほしくなくてちょっとしんみり
https://www.nicovideo.jp/watch/sm6228532
23.オフコース / Yes-No
聴き始めるとキラキラと美しく輝いて、今を幸せな気持ちににしてくれる、愛さずにはいられない超名曲です。
当時は車や街で流れていた定番のラブソング、今は記憶の中にある思い出なのがちょっと切ないです。
当時を知らなくてもどんな世代が聞いても、心を捉えてしまうと確信してる曲のひとつ、ぜひ聴いてみてください。
吉岡里帆と星野源のどんぎつねCMをベースに編集されて可愛すぎ
https://www.youtube.com/watch?v=y8VytpagXoE
こっちは正統派の編集、年齢時代関係なく1番キラキラしてる時代に戻れるんじゃないでしょうか
https://www.youtube.com/watch?v=sjjhlc6aa7A
24.Captain & Tennille / Do That To Me One More Time
日本ではあまり知られていない「キャプテン&テニール」会場を虜にする歌声とメロディが素敵な名曲です。
しっとりと美しい歌声、フルートの伴奏がロマンティックに盛り上げ、聴き惚れてしまいます。
息を呑む美しい旋律と伸びやかでドラマチックな歌声をぜひ聴いてみてください。
歌詞が分からなくても伝わってくる穏やかなフィーリング、心を捉える歌声です
https://www.youtube.com/watch?v=gfqKe6nqndA
25.谷村新司 / 昴
日本を形作り豊かにした、はるか昔からの日本人の心に染み付いた気高さを体現している歌詞に心が震えます。
決して後ろを向かない、前を見据えて進んだものたちを称える鎮魂歌、じっくり聴いたら思わず涙が出ました。
果てなき道を進む強い勇気、その礎があってこれからも進む人達がいる、こんな力強いことはないです。
微動だにせず直立不動で歌う彼のうちにある強く熱い気持ちが、今やっとわかりました
https://www.youtube.com/watch?v=VMhAgFIgfpg
26.Billy Joel / Honesty / It's Still Rock and Roll to Me
イギリスのピアノ・ロック名手、ビリージョエルの超名曲が「Honesty」日本語で誠実という意味です。
深く胸に突き刺さる歌詞、優しく強い歌声、いつの時代も変わらない感動を届けてくれます。
一方で「It's Still Rock and Roll to Me」は楽しくなるポップ・ロック、この差こそが彼の凄さです。
優しく強く訴えるように歌う彼、いつの時代も変わらないまま、心の奥まで染み込んでいきます
https://www.youtube.com/watch?v=SuFScoO4tb0
和訳「誠実とは悲しい言葉だ」は教育に悪い、当時の批判で意味を闇に葬ったなんて誠実のかけらもありゃしません
https://www.youtube.com/watch?v=RVCCSHb2qPo
ピアノを離れステップを踏む、別人かと思うほどファンキー、やっぱり彼は最高です
https://www.youtube.com/watch?v=5eAQa4MOGkE
27.八神純子 /パープルタウン ~You Oughta Know By Now~
80年代初頭のポップソングそのものを感じさせてくれる曲で、サビ前に2回転調する難しい事をやってのけてます。
遠くまで響く歌声、魅力的なメロディ、落ち着いた中に輝く音色、癖になって何度も聴きたくなってしまいます。
そして繋がらなさそうなメロディが上手く繋がって整っていくので、何とも言えない快感を感じるのです。
この難しいメロディを圧倒的な歌唱力で生で歌う、彼女の才能とセンスはすごいです
https://www.youtube.com/watch?v=2jDsJN5dUN0
28.ジューシィ・フルーツ / ジェニーはご機嫌ななめ
この年最もインパクトがあった曲で、彼女たちにしか作り出せないテクノ・ポップは80年代もう一つの顔です。
依存のメロディや歌い方を全部覆した独特な感性、それでいて破綻せず耳に残り続けてしまいます。
当時どう感じていたかは判りませんが、80年代にある洗練されていない奇抜さを今に色濃く伝えてくれます。
この曲を聴くたび感じる今との感性の大きな隔たり、ジェネレーションギャップを強く感じます
https://www.youtube.com/watch?v=Kz03hgRSp1A
29.Christopher Cross / Sailling
シンセの音色と歌声にエコーをかけることで、透き通った空気感と空間の広がりを感じるヒーリングソングです。
日本では有名ではなくあまり知られていませんが、海外、とりわけ米国での人気が高いです。
澄んだ静けさを感じさせるメロディを、シンセの美しい旋律が奏でる幻想的な雰囲気を感じてみてください。
海の中にいるようなエコーと反響、細く繊細に組み立てられた曲です
https://www.youtube.com/watch?v=VzgQoGvSKA4
30.長渕剛 / 乾杯
この年ラストを飾るのは「乾杯」定番の合唱曲で卒業式で歌われる名曲、元は彼が披露宴で友人に贈った曲です。
最初はひとりで歌っていたのが、いつしか学校で歌われるようになり、沢山の思い出になっていったのです。
最後の絶唱「君に幸せあれ」がとてもとても力強く心に響く、人生とはそんな言葉を紡ぐためにあるのかもしれません。
全身全霊をかけて人生を祝い幸せを願う、私が門出を祝うなら間違いなくこの曲です
https://www.youtube.com/watch?v=dD5HehQi-wc
彼と一緒の合唱版、1980年に歌った曲が大きく大きく、非常に感慨深いです
https://www.youtube.com/watch?v=kTadJDa-I4I
80年の始まりの年、心に残る曲はあったでしょうか?
今との違いも共通点も感じられる、私では説明できない見えない部分を感じることもあるでしょう。
沢山の曲、様々なコンテンツが溢れ、いつでも共有できる今という時代をどう見るか?
新しい人の感性で80年代を紐解いていただけたら嬉しく思います。
さて、時代を色濃く映し出す歴史の旅は、まだ始まったところ、次は1981年、一体どんな事が起きたのかを引き続きお伝えするので、今しばらくお待ち下さい。
2 years ago