1977年(昭和52年) 新しいシンガーが続々デビューした時代の名曲たち

日本赤軍によるダッカハイジャック事件で、同志の釈放と身代金要求を「超法規的処置」一人の命は地球より重いと抜かす「福田赳夫」によってテロに屈した日本、諸外国から「テロ輸出国」と揶揄される不名誉なそしりを受けることになります。

またハイジャック、バスジャック、ジャンボジェット機の衝突、墜落など事故事件が相次ぎ、米国ではニューヨークの大停電とトラブルや事故が多く落ち着かない年でした。

芸能界では大麻のまん延、相次ぐ逮捕者を出し、キャンディーズは普通の女の子に戻りたいと引退宣言、その一方でピンクレディーがヒット曲を連発、大旋風を巻き起こします。また王貞治が前人未到の756本の本塁打記録を打ち立てます。完全にカラーテレビ放送に移行した年でもあり、時代はテレビ全盛期に向かっていきます。

音楽業界では、大スター「エルヴィス・プレスリー」が亡くなる悲報の一方で「ベイ・シティ・ローラーズ」が来日、女性が相次いで失神するとんでもないライブツアーを行っています。一方でフォークソングブームの終焉が見え始め、アイドル曲が怒涛の快進撃、時代は一気にポップソングが主流へと変わっていくのです。


スーパーカーブームと排ガス規制の間に立っていたこの年の新車と言えば「ダイハツ・シャレード」ひどいインフレが続き、手頃で実用的なFF小型車が求められていました
https://www.youtube.com/watch?v=ujxDnRA4raM





1.ピンク・レディー / 渚のシンドバッド / ウォンテッド / カルメン '77 / S・O・S

人気に火が付き瞬く間に日本のアイドル界の頂点に立つピンクレディー、怒涛のラッシュで4曲の大ヒットが生まれます。

誰も止められない勢いは年内ずっと止まらず、寝る暇すら無いタイトなスケジュールを掛ける2人の少女の伝説が生まれます。

賑やかで表現力のあるアイドルソング、まぶしすぎる健康的な太ももにみんな釘付けになったのです。


「渚のシンドバッド」生演奏でクチパク無し、高い歌唱力でかわいい、私はちなみにミーちゃん派です
https://www.youtube.com/watch?v=_Y6OihAlq-s

「ウォンテッド」途中でアニメ声が、こんな可愛かったのって思わず見惚れる高画質です
https://www.youtube.com/watch?v=t4ojZXH41gw

「カルメン '77」ちょっと落ち着いた曲、すごく動いてるのに音程が一切ブレないのがすごいです
https://www.youtube.com/watch?v=AhBTR9EYfHc

「S・O・S」ポップな感じが大好き、当時を知らないのにすごく懐かしく感じます
https://www.youtube.com/watch?v=N6vXbiu0nVw





2.Elvis Costello / Alison

この年にデビューしたエルビス・コステロは英国のロックシンガーで、ロックとジャズの間のようなお洒落な曲を歌います。

アリスンはその中でも名曲のひとつ、ドラマの盛りあがるシーンで、こっそりと流れていることが多いです。

後半、一気に情熱的に熱を帯びて力強く猛々しく変わるので、最後まで聴いてみてください。


当時のライブ、ずっと聴いていられる落ち着いたテンポ、彼の歌声は心地よいです
https://www.youtube.com/watch?v=cnS_5JY0LAQ





3.さだまさし / 雨やどり / もうひとつの雨やどり

優しく綺麗な歌声と、絶妙にズレた歌詞がほっこりとさせる、女の子が馴れ初めを語る曲です。

紆余曲折や葛藤のない、のほほんとしていてる感じなのに、尾崎豊や福山雅治がカバーするほど好きな曲だったりします。

どこかピントがズレている「雨やどり」の歌詞を書き直した「もうひとつの雨やどり」があり、私はこっちが好きです。


「雨やどり」しっかり最後まで聴かないとオチが分からないというか、オチているのかも微妙
https://www.youtube.com/watch?v=UOfh-oT9bYA

「もうひとつの雨やどり」女の子の気持ちが繊細に綴られて、青春の恋愛歌に大化け、感動的になってます
https://www.youtube.com/watch?v=sDLeHCkRv9c





4.Alan O'Day / Undercover Angel

なぜでしょう、当時聴いた訳でもないのに、ものすごく懐かしさを感じてしまう不思議なラブ・ソングです。

アラン・オデイ最大のヒット曲で、気持ち良いフィーリングに思わずステップを踏みそうになります。

彼の曲は日本では無名ですが、後の大ヒットを多数生み出す、山下達郎の英語歌詞全般を作詞していた方なのです。


聴いた方の殆どが好きになる、気持ち良さを感じる曲です
https://www.youtube.com/watch?v=G-xRMw0NyW0





5.チューリップ / ブルー・スカイ / 博多っ子純情

チューリップの楽曲は新しさと古さが同居していて、70年代と80年代両方の魅力を感じさせてくれます。

ブルー・スカイは80年代J-POPのプロトタイプ、心地良くポップなメロディの隠れた名曲です。

博多っ子純情は70年代を感じる哀愁漂うバラード、両方とも別の魅力を感じさせてくれます。


ブルー・スカイのレコード音源、青空が抜けるお洒落な街並みを感じさせてくれます
https://www.youtube.com/watch?v=KE-RAhV4J4Q

博多っ子純情のレコード音源、博多の夜景を望むひとり、そんな映像が浮かんできます
https://www.youtube.com/watch?v=rKFWESZp_gA





6へ行く前にこの年のアイドル水着特集NO.5

この年は続々アイドルがデビューした年で、大場久美子、榊原郁恵、香坂みゆき、岸本加世子とデビューしてます。

さらに忘れていけないのは夏目雅子でしょう。急逝した後も長く語り継がれる昭和を代表するアイドルです。

彼女たちの水着姿は貴重であると同時に綺麗、ナチュラルな健康美を感じさせてくれます。


大場久美子、めっちゃかわいいです
https://www.youtube.com/watch?v=O6_XrWGIiqM

榊原郁恵、むっちむちでエロいです
https://www.youtube.com/watch?v=Ti5XsVFEEDQ

香坂みゆき、眩しい笑顔です
https://www.youtube.com/watch?v=KvpvD-L1Qyo

岸本加世子、艶めかしいお姿です
https://www.youtube.com/watch?v=H3nCSRAG1JE

夏目雅子、破壊力のあるボディ、歌は・・・
https://www.youtube.com/watch?v=F4o8ywXpM5g





6.長渕剛 / 雨の嵐山

長渕剛のデビュー曲で、演歌のようなフォークのような歌謡曲のような魅力が詰まった曲です。

この当時流行っていたフォークソングと混同されたくないので、デビューを控えていたという話だあります。

ストレートで綺麗な歌い方の彼の歌声は、この当時だけの貴重なものです。


男臭い名曲の数々とは違う、寂しさを感じる曲、レコード音源です
https://www.youtube.com/watch?v=asRLk3tCTJc





7.Kate Bush / Wuthering Heights / 嵐が丘

この年、70年代を含めてもこれほど奇妙な曲には出会えない、強いインパクトを感じさせる歌声とダンスです。

50年代の小説「嵐が丘」からヒントを得て、18歳の彼女「ケイト・ブッシュ」が作詞作曲したという逸話が残ります。

明石家さんまの「恋のから騒ぎ」OPで使われていたので、知っている人も多い曲です。


彼女の歌声、ダンス、表情、一度見たら忘れられなくなってしまう中毒性があります
https://www.youtube.com/watch?v=-1pMMIe4hb4





8.吉田美奈子 / 大瀧詠一 / 夢で逢えたら

大瀧詠一が作詞作曲した超名曲で、ソウルフルなシンガーソングライター「吉田美奈子」が歌ったのが最初です。

伸びやかで穏やかな曲は、非常に沢山の方がカバーし歌い継いでいるので、現在でも多くの人が知っているでしょう。

ただ彼女のバージョンは削除され聞くことが出来ないので、他の方のカバーでお楽しみください。


大瀧詠一 優しく伸びやかな歌声、暖かな日差しを感じます
https://www.youtube.com/watch?v=Gv3PltbLJdo

鈴木雅之 お洒落で力強い歌声、リゾートホテルのプールで聴いている感じです
https://www.youtube.com/watch?v=5ymyl89XY3g

ラッツ&スター 最高にお洒落、コーラスがたまりません
https://www.youtube.com/watch?v=ywAknJW09MA

桑野信義 ジャズアレンジ、格好いいです
https://www.youtube.com/watch?v=ElqDlMlmdQA





9.Bee Gees / Night Fever / Stayin' Alive / How Deep Is Your Love

最高のディスコナンバー、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」で大ブレイクしたビージーズの3曲です。

絶妙にダサ格好いいジョン・トラボルタのダンスとともに、70年代のアメリカにどっぷり浸れる名曲と映画です。

2曲のディスコ曲の後穏やかな「How Deep Is Your Love」を聴いて頂ければ、素敵な物語を感じることでしょう。


Night Fever、サタデー・ナイト・フィーバーと言ったらこの曲、あちこちで使われてるので知ってる方も多いでしょう
https://www.youtube.com/watch?v=LnqWQnbvjuQ

それと並ぶStayin' Alive、どちらもジョン・トラボルタのディスコダンスとともにお楽しみください
https://www.youtube.com/watch?v=GChithtlBTo

ラストは、How Deep Is Your Love、美しく穏やかなバラード、こちらもよく流れてる名曲、私の好きな曲です
https://www.youtube.com/watch?v=XpqqjU7u5Yc





10.森田公一とトップギャラン / 青春時代

ピアノ、エレキギター、ドラム、キーボード、変則的で魅力的な組み合わせと演歌調にも聞こえる歌声の歌謡曲です。

古さと懐かしさを感じながら浸る心地良いメロディ、聴いている内に、今の曲では味わえない感覚が癖になってきます。

70年代の色々なジャンルを組み合わせ、70年代ど真ん中の歌謡曲に落とし込んだ名曲です。


1993年のライブステージ、今見ると益々不思議な組み合わせに見えるバンドです
https://www.youtube.com/watch?v=o3rnJe8PpHw






11へ行く前にこの年のこの曲番外編NO.6

さて、この年に生まれ、世界の誰もが知ってるあの曲、あの映画が誕生します。

それが、シルヴェスター・スタローン主演の超名作「ロッキー」です。

ロッキーと言えばもう判りますよね、不屈の闘志が湧き上がる名曲の紹介です。


前奏からのメインテーマ、フルで聴くと滅茶苦茶盛り上がります
https://www.youtube.com/watch?v=YaAoBcCwiFI

何度でも立ち上がる、何度でもだ! 
https://www.youtube.com/watch?v=QWzisvDtA-k

そして、全てが終わった後の余韻、もう勝利した気分です
https://www.youtube.com/watch?v=y2dx4amQ5Qg





11.石川さゆり / 津軽海峡冬景色

彼女が19歳の時から歌い続け守り続けている日本の心、演歌の超名曲、凛と張った歌声に心が震えます。

19歳で完成している歌声が、歳を重ねる事に情感が増し、情景が浮かびあがり涙が出そうになります。

それぞれの時代を歌い継いだ、彼女の歌声をぜひ聴き比べてみてください。


19歳70年代、寒く厳しいけど、津軽にいる嬉しさをたたえている歌声です
https://www.youtube.com/watch?v=OJxm9Lt-w6Y

24歳80年代、誰も寄せ付けない、強い女性の鬼気迫る歌声です
https://www.youtube.com/watch?v=bqcEb3Lfnrc

90年代、前奏を追加、溢れる感情を内に秘めた女性の強さが垣間見える歌声です
https://www.youtube.com/watch?v=TOX8wXnnVLI

現代、彼女の歌い出しでうるっとくるほど、穏やかなのに強く、心を揺さぶる歌声です
https://www.youtube.com/watch?v=Leiebo4V2cE





12.The Clash / I Fought the Law

イントロ聴けばすぐ判る、それぐらいみんなが耳に挟むことのあるイギリス発の軽快なロックです。

発表されたのが1959年で、元は「ザ・クリケッツ」というバンドの曲、それをカバーしたのが彼らです。

ザ・クラッシュはこの曲と一緒に有名となり、時代を超えて歌い継がれる名曲となりました。


イントロ1秒で殆どの人がピンとくるはず、一時期CMで流れまくってました
https://www.youtube.com/watch?v=AL8chWFuM-s





13.世良公則とツイスト / あんたのバラード

彼のデビュー曲がこの曲で、度肝を抜く声量と、独特の歌い方から目が離せなくなるバラードです。

力強く響く低音に吠えるような高音まで歌い上げる迫力の歌声、世良公則の歌声を一度聴いて見てください。

彼にしかない歌声に惹きつけられ、きっと驚くことでしょう。


この格好良さは突き抜けている、今じゃ感じられない人間臭さが詰まってます
https://www.youtube.com/watch?v=DQXVVphWj4g





14.Billy Joel / The Stranger / Just The Way You Are

ゆったりとした前奏から始まるThe Stranger、前奏からガラリと雰囲気が変わる心地の良いノリのポップ・ロックです。

CMソングとして流れていたこともあり、多くの人が耳にしている彼の超名曲、大好きです。

Just The Way You Areはクリスマス時期に聴きたくなるラブ・ソング、こちらもたまらなく好きです。


The Stranger、お洒落で格好良く、ステップを踏むようなビート、前奏からのドラマチックな変化、語り尽くせません
https://www.youtube.com/watch?v=nlBDksx5sN8

Just The Way You Areを聴いている間は自分がドラマの主役になったような気持ちになります
https://www.youtube.com/watch?v=OT3J7tTBpiw





15.狩人 / あずさ2号

演歌のような歌詞と、サビのハーモニー、ドラマチックに盛りあがるほど寂しさが募る名曲です。

兄弟の2人が歌う狩人(かりゅうど)は、デビューと同時にこの曲で一気に人気になります。

結成当時から仲が悪く、一時解散した時期があったからこその今の歌声があるのかも知れません。


昭和の雰囲気を残こす寂しいメロディ、なのに聴くほど癖になっていきます
https://www.youtube.com/watch?v=Ab4EkrtW2zQ





16に行く前にこの年の特撮&アニメ特集NO,5

この年になると注目するべき特撮は無くなり、2番煎じ、3番煎じが目立つようになります。

アニメはロボが多数、「無敵超人ザンボット3」は評価が高いながら、個人的にはシナリオが酷く嫌いです。

まだまだアニメの技術は未熟ですが、その中で注目したい作品をピックアップして紹介します。


「無敵超人ザンボット3」後にガンダムを作る「富野由悠季」の作品、報われない鬱描写のロボットアニメです
https://www.youtube.com/watch?v=56c8XocoVqk

「あらいぐまラスカル」有名な作品、あらいぐまとの心の交流と葛藤を描くアニメです。
https://www.youtube.com/watch?v=1ZxLZMtFLA0

「アローエンブレム グランプリの鷹」スーパーカーブームを受け、カーレースを描くアニメです。
https://gyao.yahoo.co.jp/store/episode/A048152045999H01

「ルパン三世 (TV第2シリーズ)」誰もが知っているアニメ、1期は人気がいまいち、人気が出たのは2期からでした。
https://www.youtube.com/watch?v=LHkTFKdgayI





16.キャンディーズ / 暑中お見舞い申し上げます / やさしい悪魔

「普通の女の子に戻りたい!!」その言葉が日本全国を駆け、9月で引退を決めた彼女たち、人気絶頂期の曲です。

「暑中お見舞い申し上げます」はアイドル曲を意識しすぎですが、ハーモニーが重なるとおっと思わせます。

「やさしい悪魔」は「吉田拓郎」が作曲、落ち着いていて柔らかい雰囲気がある、面白い曲となってます。


とんでもない歌唱力、可愛さを全面に押し出すはずのアイドル曲が、ものすごい完成度になってます
https://www.youtube.com/watch?v=JNiQv6hOqnk

ジャンル不明の面白さを感じさせてくれるメロディ、表現するなら70年代全開のシティポップみたいな感じです
https://www.youtube.com/watch?v=XDnLQsdxo-I





17.Earth, Wind & Fire / Fantasy

ダサさ7割、カッコ良さ3割、80年代の予感を感じさせるスタイル、ファウルセット歌う有名な曲です。

ドラマで使われていた事からサビの部分を知っている人も多いと思います。

まったりとした感じが全米では受けず、日本で人気になったディスコソングです。


好き嫌いがはっきり出てしまいそうなメロディ、ノリを求めるとちょっと退屈に感じるかも知れません
https://www.youtube.com/watch?v=O-rzL48_Y5Y





18.河島英五 / 酒と泪と男と女

渋い大人を感じさせる人間臭い歌声、寂しさと後悔をたたえている歌詞、ピアノの伴奏が合わさりしんみりさせます。

心から絞り出すような歌い方は、上手い下手では表現出来ない、彼の魅力を強く感じるでしょう。

この曲を作ったのが彼19歳の時、その研ぎすまれた感性は只者じゃありません。


ハーモニカーの間奏がこの曲のムードを高めて、彼の歌声が長く余韻を残します。
https://www.youtube.com/watch?v=Uxy9Keo_KVc





19.Debby Boone / You Light Up My Life

彼女の伸びやかな歌声、ドラマチックに盛りあがるメロディ、強い愛情と絆を感じさせる名曲です。

恋人への圧倒的な愛情と感謝を綴る歌詞は、人生の最高の一幕を感じさせ、美しく感動的です。

彼女の綺麗で力強い歌声と愛情があふれる歌詞が、人間の普遍的で最も尊いものをを届けくれるでしょう、


キラキラして美しいライブステージ、和訳歌詞付きでお楽しみください
https://www.youtube.com/watch?v=SSWZHEd7PjI





20.ダウンタウンブギウギバンド / サクセス

彼らの曲の中で一番かっこいい曲で、アップテンポなロック、題名の意味が全く分からないのがミソ。

男の性を面白く書いた歌詞なのに、どうしてこんなに格好良くなるんだろう。

ほのかに香る80年代ロックと、彼らにしか作り出せないメロディ、一度聴いて見てほしい曲です。


ちょっと熱血アニメの主題歌っぽさも感じます
https://www.youtube.com/watch?v=uL2m9WHObVU





21へ行く前に、この年のこの作品NO.3

この年日本で大ヒットした映画が「キングコング」で、色々考えさせられ、後味の悪さを感じさせるシナリオでした。

実は1933年の映画のリメイクで、大きく映像が進化し、今見ても迫力を感じられるものとなっています。

その中で、ちょっとセクシーシーンがあるので、そのシーンを見比べてみたいと思います。


1977年「キングコング」セクシーなヒロインに目がランランとなる危険なコングの暴走
https://www.youtube.com/watch?v=1noy-3bA4bs

1933年「キングコング」もはや変態映画、しかし、この表現の影響で、日本で特撮が生まれる事になります
https://www.youtube.com/watch?v=TMVA2LyDbO8





21.吉幾三 / 俺はぜったい!プレスリー

よすいくぞうがぁ、再デビュぅすたんが、くぅのとすのくぅの曲でぇ、ギターんも歌声んもうまぐでぇ最高だぁ。

もとい、明るい演歌、コメディソング、田舎のカントリーブルースようでもあり、形容しがたい魅力があります。

「おら東京さいくだ」が有名ですが、こちらも彼の人柄が現れる、楽しい曲となってるのでぜ聴いてみてください。


なまるとプリスリーがプリシリィになるのがいい、彼のライブステージ
https://www.youtube.com/watch?v=7OareNAj6fc




22.Janis Ian / Will You Dance?

3拍子のワルツのような穏やかで優しい曲で、ピアノが刻むゆっくりとしたビートが癖になっていく名曲です。

彼女の綺麗な歌声と、ピアノの優しい旋律、そしてドラマチックに盛り上げるオーケストラが相まって感動的です。

後半ぐっと盛り上がるメロディに歌声、歌い終わった後に余韻を残すオーケストラの伴奏含め美しい曲です。


日本でのライブステージ、和訳の歌詞と相まってひとつのドラマを感じさせてくれます
https://www.youtube.com/watch?v=hRKCg7YU5V8





23.清水健太郎 / 失恋レストラン

ほのかに香る80年代を感じさせる名曲、おしゃれな雰囲気をまとう失恋歌で、彼の最大のヒット曲です。

その後、清水健太郎は、結婚と離婚を繰り返し、交通事故、大麻、覚醒剤と度重なる逮捕とともに転落していきます。

結果として残った曲も放送禁止となり、表舞台から消えた曲となってしまいました。


今でもファンがいるのが救い、近年になって復帰できたのも救いでしょう
https://www.youtube.com/watch?v=eAVVFTYdLSI





24.ABBA / That's Me / The Name Of The Game

2曲ともABBAの楽曲の中では知名度の低い曲ですが、キラキラ感を抑えた大人っぽい雰囲気が感じられます。

「That's Me」は疾走感がありながらポップさを抑えつつ、低いハーモニーがムードを作り上げています。

「The Name Of The Game」はバラード曲、高温の彼女たちの歌声が引き立つ隠れた名曲です。


「That's Me」は、穏やかな中に不安が入り交じる前半と、疾走感が強調される後半とドラマチックです
https://www.youtube.com/watch?v=mP_dk429rbc

「The Name Of The Game」も前半の苦しい感じから後半の心地よい感じへと変わっていきます
https://www.youtube.com/watch?v=iJ90ZqH0PWI





25.山口百恵 / さだまさし / 秋桜

心を震わせる歌詞が相まって、哀愁を超える壮大な寂しさに襲われる名曲中の名曲です。

山口百恵のりんとした歌声は、時代を超えどうしようもない母親への愛おしさを感じ、泣いてしまいそうです。

さだまさしの優しい歌声は、情景が目の前に浮かんで、物語が否応なしに流れて、何度も聴く気になれないほどです。


山口百恵のりんとした歌声を最も引き出しているのが、この秋桜じゃないかと思います
https://www.youtube.com/watch?v=_GrhwErRkMg

さだまさしの歌声は決して大きくはないのに、聴いているのが辛いくらいの情感を感じさせます
https://www.youtube.com/watch?v=diXYx3xZzp4





26へ行く前に、一休み

まだまだ続く1977年は外せない曲ばかり、80年代への道筋が見えてきた年で、曲も大きく様変わりを始めています。

この先まだまだ紹介が続くので、箸休めにひとつ伝説のレアアニメを紹介します。

スポンサー雪印乳業、原作「手塚治虫」作画監督「大塚康生」そして作画に「宮崎駿」が関わった作品です。


「草原の子テングリ」コマ送りのようなアニメが当たり前の時代に、驚くほどなめらかな作画が魅力の作品
https://www.youtube.com/watch?v=uX-nASMaSB4





26.松山千春 / 旅立ち

彼のメジャーデビュー曲で、細かく刻むギターの音色と、草原を感じさせる歌声に聞き惚れます。

透き通るというか染み渡るような歌声が風に溶け込んでいく、彼の歌声は特別です。

彼が高校生の時に作った曲、繊細な感性を感じさせる歌詞が魅力の名曲です。


彼の曲は北海道を感じる、なぜそうなのかは全く説明がつきません
https://www.youtube.com/watch?v=sKLqkNDeFCk





27.Queen / We Will Rock You / We Are The Champions

2曲とも彼を伝説足らしめたと言っても過言ではない、あまりに有名で、彼の魂が込められている曲です。

男女問わず熱狂させる、彼のライブステージは熱量がすごい、今も目に前で起きてるように感じさせます。

波のように揺らめく無数の人、たったひとりの栄光、彼のステージに感嘆し、圧倒されるばかりです。


ところで、なぜ彼はパンツ1枚なのでしょう?
https://www.youtube.com/watch?v=_uVb7Ju8VQk

戦うものがいなければ勝者はいない、だからこそ、私にはその勇気を持ったもの全てを称えているように聞こえます
https://www.youtube.com/watch?v=U0rSMHpFPK8





28.沢田研二 / 勝手にしやがれ

白いスーツに高身長、そこに高い歌唱力とくれば当時の女性に人気が出るのは分かります。

ただし当時の男性にとっては敵、勝手にしやがれと言いたいのはこっちだと思ったに違いありません。

多くは語りませんが、歌も演技も上手いのに、政治思想を持ち込んでどうにもならなくなってるのが悲しいです。


どうにもいけすかねえ、やっぱ男の敵だと改めて感じるライブ
https://www.youtube.com/watch?v=wexD3ZYBWlk





29.ジョー山中 / 人間の証明

日本人の母と顔も知らぬ黒人の海兵の間に生まれた彼、父親を感じさせるソウルフルな歌声が、胸に突き刺さる名曲です。

彼の出演した伝説的な映画「人間の証明」の主題歌で、母親を思うあまりに切ない歌詞は映画とリンクしています。

和訳された歌詞、彼のライブ、映画のラスト、この曲の魅力は多角的に聴いてより深く感じられるものとなるでしょう。


和訳された歌詞、会うことが出来ない母親に向けて、思いを寄せる幼い子供の心情が心に突き刺さります
https://www.youtube.com/watch?v=s0S2xmAJZmg

彼のライブ、父親を知らないながら存在を強く感じさせる、力強く深い歌声に惹き込まれます
https://www.youtube.com/watch?v=tIq3mwcbnJ8

母親に刺され全てを悟った青年、それをすべて受け入れ抱きしめる、映画のラストはその後
https://www.youtube.com/watch?v=j8uklD3_ywA





30.松崎しげる / 愛のメモリー

真っ黒な肌がトレードマークで、一時期バラエティ番組にも登場してましたが、彼の本業は歌手です。

素晴らしい歌唱力が感じられる曲のひとつで、彼の圧倒されるパワフルな歌声は日本人ばなれしています。

沢山のカバーを歌ってるので、この曲が気に入ったなら色々聴いてみるとその上手さに衝撃を受けるでしょう。


歌いだした瞬間、一気に周りを飲み込んでいくのを感じてみてください
https://www.youtube.com/watch?v=QlyQpZmxcaI





31.Boz Scaggs / Rita Coolidge / We're All Alone

この年のラストを飾るのは「ボズ・スキャッグス」の超名曲、優しく力強く響く切ないラブソングです。

1976年発表、翌年に「リタ・クーリッジ」がカバー、彼女もまた美しい歌声を持つシンガーです。

そして、アンジェラ・アキが日本語カバーを行い、それぞれ違う表現を行ってるので、ぜひ聴き比べしてみてください。


ふたりでやり直そうと粘り強く優しく語りかけ、男性の脆さと力強さを感じさせてくれます
https://www.youtube.com/watch?v=fSXsUC4O3FI

吹っ切れたような迷いのない歌い方、深く大きく広がりを見せる彼女の声で聴くと失恋歌のように聞こえます
https://www.youtube.com/watch?v=7Gmu_anbW5U

ありのままに傷ついた心をを慰め励まそうとする歌詞、彼女の歌声は、力強く美しく心に響き渡ります
https://www.youtube.com/watch?v=jG5e42WXUcI





次々と新しいシンガーが現れ、美しく力強い歌声が響き渡ったこの年も終りを迎えました。

多くの曲が人生や愛や希望を歌い上げ、美しい輝きを放っていたのではないかと思います。

フォークソングや歌謡曲を飲み込んで、大きなうねりが始まる、その直前のきらめきがありました。

次は1978年、70年代後半、日本は徐々に世界に通用する物を作り出し、自信を取り戻していきます。

生みの苦しみから開放されつつある時代の歌、どうぞ楽しみにしてください。
Published by E-COME2
2 years ago
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